【体験談】精神疾患を持ちながら働くのは無理ゲーだからさっさと辞めろ!【抑うつ・不眠症】

この社会には精神疾患を持ちながら働いている人も多くいると思います。私自身も抑うつと不眠症を抱えながら働いていたので、その苦しみを理解しています。

そこでこの記事では、

・会社を辞めるか迷っている

・頑張って働いているけどもう限界

という方の支えになればと思います。

結論:そんな会社はさっさと辞めろ!

私は精神病の苦しみを経験しているので、「生きていれば良いことがある」とか周りがよく言うありふれたことは言いません。私が言いたいのは「そんな会社のためにあなたの人生を捧げていいのか」ということです。おそらくあなたは真面目で責任感の強い人です。「こんな会社クソだ!」と言いながらも「自分が辞めたら誰かに迷惑をかけてしまう」と考えていることでしょう。でも私は「そんな会社にあなたの人生を捧げる価値はない」と断言します。その責任感の強さと真面目さを活かせる場所は他にもあります。あなたのその素晴らしさを自ら否定してはいけません。あなたの良さを生かすことのできない会社はさっさと辞めるべきです。

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精神疾患になるわけがないという思い込み

精神疾患になる前は「精神病?そんなのかかるわけないじゃん!」と思っていました。もともと心が弱い人がなる病気で自分には関係のないものだと思い込んでいたのです。しかし、実際はそうではありませんでした。過剰なストレスが続いたり、環境が悪ければ誰でもなってしまうものなのです。

私が会社を辞めるまで

①仕事が原因で抑うつ・不眠症になる

私は食品メーカーで働いていたのですが、配属が決まってからすぐにこの仕事が自分に合っていないことは実感していました。それだけならまだ何とかなったかもしれませんが、交代制勤務による生活リズムの乱れ、度重なる休日出勤と残業が合わさり、徐々に私の身体はおかしくなっていきました。そして、入社から半年後、私の身体は完全に眠れない状態になり、不眠、動悸、頭痛、吐き気に襲われる日々が始まります。

②友人や家族に相談するが絶望する

今の苦しみをわかってもらいたい、聞いてもらいたいと思い勇気を振り絞って友人や家族に相談をしました。しかし、友人には「俺もそういうときあるけどね」と言われ、家族には「心療内科に行って、薬を飲めばすぐに治る」と言われました。相談した人が悪かったのかもしれませんが、自分の弱い部分をさらけ出し勇気を出して相談したのにも関わらず、誰もこの辛さを理解してなかったときは憎しみすら感じました。

③心療内科を受診するが絶望する

さすがにこのままだとまずいと感じ、評判のよいクリニックを探し心療内科を受診しました。しかし、そこでも十分に話を聞いてもらえず、「交代制勤務が原因だね。睡眠薬出しとくから。」と言われ薬を処方されるだけでした。医者でさえこの苦しみを理解してくれないのかと思い、このころから「結局この痛みは自分にしかわからない」と思うようになりました。

④死ぬことを本気で考え始める

入社して3年目には、不眠、動悸、頭痛に加え、会社の駐車場に着くと強烈な吐き気に襲われるようになっていました。ですが、「休んだら迷惑をかけてしまう」という思いから何とか会社に行っていました。その頃から「自分は何のために生きているんだろう」と思うようになり、死ぬことを本気で考え始めました。

⑤退職をすることを決意する

そして、「死ぬか、会社を辞めるか」で迷った末に会社を辞めることを決意しました。「そんなことで悩むなよ」と言われてしまうかもしれませんが、当時の私は本当に悩んでいました。会社というものに悪いイメージしか持てず、また働いたとしても同じようになってしまうのではないかと思っていたからです。ですが、会社を辞めて生きることにしました。何か希望があったというわけではありませんでしたが、会社のために死ぬのだけは嫌でした。

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実際になってわかった5つの苦しみ

①誰も理解してくれない

私が一番つらかったのが、この苦しみを誰も理解してくれないことでした。友人にも家族にも勇気を出して相談しましたが、理解はされませんでした。心療内科にも行きましたが、医者にも理解してもらえず、結局自分しか理解できない病気なのだと実感しました。

②見た目ではわからない

体に外傷があるわけではないので見た目では普通の人と区別がつきません。なので、痛みや苦しみが想像しづらく相手に伝わりにくく、それが私たちをさらに苦しめます。

③隠しても地獄、言っても地獄

精神疾患は言わなければある程度隠すこともできてしまいます。しかし、これが最大の難点とも言えます。というのも隠していれば、普通の人と同じことをしなければならず、言ったら言ったで白い目で見られてしまうからです。言わずにいれば症状は良くならず、言えば職場に居づらくなるというジレンマを抱えることになります。

④社会の生きづらさを感じる

社会は普通の人にとって生きやすくできていることに気づかされます。世の中には精神疾患になったことのない人のほうが圧倒的に多いのです。この社会は私たちのような人間に生きやすくはできていません。

⑤再発の恐怖

私自身そうなのですが、「またなってしまったらどうしよう」といつも頭の片隅で考えています。今でもストレスが多かった日や不安なことがあると寝付けないことも多く、ふとしたきっかけで再発してしまうのではないかと怯えています。

精神疾患に完治はない

これは私の考えですが、精神疾患に完治はないと思っています。感覚的にはもとの状態が100だったとすると、どんなに良くなっても90くらいにしか戻らない感じがします。私のように症状が重くなるまで我慢し、無理して仕事を続けてしまうと70くらいにしか戻りません。なので早めに対処し、我慢しないことが大切です。

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精神疾患を抱えながら仕事をするのは無理ゲー

精神疾患を抱えながら仕事をするのはあまりにもきついです。私は抑うつと不眠になってから2年間仕事をしていましたが、極限状態はとうに超えていました。動悸も尋常ではなかったので、脳梗塞や心筋梗塞がいつ起こってもおかしくはなかったと思います。そもそも病気なのだから仕事をすべきではないのです。絶対に無理して仕事を続けてはいけません。

生き方なんて無数にある

私は会社を辞めるまで会社員以外の生き方をあまり知りませんでしたが、生き方なんて無数にあります。自分にあった生き方を探せばいいのです。実際に私は退職してからはアルバイトで生活していました。周りが納得する生き方ではなく、あなたが納得できる生き方をしてください。責任感が強く、真面目なあなたなら必ずそれができるはずです。